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その他 フィルタプレスとは
フィルタプレス(フィルタープレス)とはスラリー(固体と液体の混合物)に圧力を作用させ、ろ材を介して固体(ケーク、ケーキ)と液体(ろ液)に分離する固液分離装置です。加圧ろ過脱水機、加圧ろ過・圧搾機、圧濾器、脱水機などとも呼ばれるもののひとつです。
あらゆる産業において固体と液体を分ける工程があり、化学工業、鉱業、医薬・食品業界、環境分野など様々なところで使用されています。
フィルタプレスの構造は大きく分けて2種類あります。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
複式フィルタプレスとは
→https://www.kurifil.co.jp/articles/625/
単式フィルタプレスとは
フィルタプレスの用途
■化学工業
化学物質や製品、固体・液体の回収、溶剤の回収
【スラリー】
顔料、染料、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、
炭酸マグネシウム、酸化チタン、ホワイトカーボン、
セルロースナノファイバー など
■鉱業
鉱物資源の回収、尾鉱の回収、製鉄所主要工程での水処理
【スラリー】
石灰石、カルシウム、ゼオライト、チタン、銅
高炉・転炉ダスト洗浄排水、圧延排水、酸洗排水、ヤード排水 など
フィルタプレスの用途
■医薬業界
製品の精製や濃縮、除去された固体の回収
【スラリー】
薬の抽出、製剤関係の固液分離 など
■食品業界
果汁のろ過や濃縮、食用油の抽出・脱色・精製、アミノ酸の抽出
【スラリー】
砂糖、アミノ酸、食用油、コーヒー、寒天、藻類 など
フィルタプレスの用途
■環境分野
廃水処理や汚染物質の除去、廃棄物のリサイクル
【スラリー】
浄水汚泥、下水、し尿、建設汚泥 など
ほかにも様々な業界やプロセスで使用されています。
フィルタプレスは効果的な固液分離の手段として
広く利用されています。
フィルタプレスの一般的特徴
■高いろ過圧力によりろ過性の悪いスラリーでも適用可能
■高い操作圧力により低含液率のケーク(ケーキ)を得ることが可能
■小さい据付面積で大きいろ過面積を収容可能
■ろ液の清澄性が良好
■ケーク(ケーキ)洗浄が可能
■構造が比較的簡単で故障が少なく、保守が容易
お客様のニーズに応じて研究開発から設計、製作、納品後のメンテナンスまですべての工程を一貫してご提供させて頂いております。
新規導入はもちろんのこと、既設更新・増設、運転管理など
フィルタプレスに関することはぜひ栗田機械へご相談ください。